2014年4月 | No.61 |
![]() 担当:栗栖良太 ? はじめまして 4月から研修生になる栗栖 良太といいます。大阪出身の21歳です。 3月の頭からボランティアとして農園のスタッフと一緒に作業しています。 僕は、高校生のときに、将来は、農業を仕事にしたいと考えるようになりました。今から思えばイメージがかなり漠然としていて、自分で作った野菜やお米を市場に出して売るという仕事だととらえていました。 高校を卒業し、関西にある大学の農学部に入学しました。 自分の将来のために一生懸命勉強しようとしました。しかし自分の想像していたものとは、違い、実際に農作業をすることもほとんどなく、講義の内容も農業と関係ないようなものだと感じま した。農業を学ぶには、実践するしかないと考え大学を2回生のときに中退しました。 大学を辞めてから茨城県で3カ月、奈良県で5カ月農業を実際に作業しながら野菜を中心に学びました。そこでたくさんの出会いがあり、いろんな人の考え方を聞くことができました。ほとんどの方が僕より年上で社会経験が豊富な人たちだったのでとても参考になりました。そして農業に対しての考え方も変わってきて、自分の作った野菜やお米を安心してお客さんに食べてもらえる農業がしたいと思うようになりました。 農業を学ぶうちに、お米を作りたいと思い始めました。毎日食べるものだから安全でおいしいお米を作ってお客さんに提供したいと考えるようになり、稲作を有機栽培している農園を探していました。1月の新・農業人フェアで奈良の学校の先生の紹介で浦部農園を知りました。農園の説明をしてくださったのが、浦部 真弓さんで、農園のことを2時間もかけて細かく説明してくれました。まだ、研修生として入るか分からない僕に、農園のスタッフにどのような人がいるか、栽培方法なども時間をかけて説明していただきました。その話を聞いた後、研修生としてここで学びたいと思い履歴書を送りました。 米、麦、大豆などの穀物は、全くの素人で先輩の方々には迷惑をかける事もあるとおもいますが、作業をいち早く覚えるようにがんばります。2年間よろしくお願いします。 ? 作業 約一カ月農園で、ボランティアとして、先輩の方々と一緒に作業しました。3月のメインの作業は麦の中耕でした。麦と麦の条間を管理機で耕したり、あさかきという道具を使って作業しました。 野菜でもそうですが、育てている作物に似た雑草が近くに生えるのが不思議です。最初は見分けが全くつかなかったのですが、先輩に質問したりしてだんだん違いが分かるようになりました。 管理機で土を起こすと、発芽したての雑草の根がたくさん出てきます。これが全部大きくなると考えると、大変です。雑草が大きくなって繁茂しているところや条間が狭くて管理機が、入れないところは、あさかきを使って中耕・除草します。雑草は、大きくなれば生命力も強くなり、手で抜いても次の日に雨が降るとまた根付くみたいなのでやっかいです。 でも今の作業が後の生育に重要になってくるので、今後もこの作業は、続きますが、しっかり丁寧にしていきたいです。 |