2014年11月 No.68

担当: 鈴木 亮平

こんにちは。古代米浦部農園スタッフの鈴木亮平です。

山や野原の草木も紅や黄色に色づき、青空高く爽やかな風がながれ、
お米やお豆や野菜やきのこ 五穀蔬菜が実る季節となりました。
農園でも今年も新米をお届けできる時期になりました。
実りの秋、行楽の秋、食欲の秋真っ盛りのお便りをお届けします。

◆野良のこよみ◆

〜11月 稲実り 朝露光り 上州の野良は再び稲田から麦畑へ〜

きびしい夏の暑さに負けず、穂花出る頃の長雨をしのび、季節はずれの二度の台風を耐え、今年も有機の稲はたくましく育ち実りの時を迎えました。  早生のコシヒカリから晩生の赤米や緑米まで約1ヶ月かけて順々に稲刈りをしていきます。夏をのりきりすっかりたくましくなった研修生たちもコンバインを操作し、一枚ごとに勝手の異なる田んぼに試行錯誤しながらも、独力で頑張って作業をしています。収穫された稲は乾燥、籾すり作業をして玄米となり、放射能検査や異物を確認しながらの袋詰めを経て、ようやく皆さまのお手元へお届けできるようになります。
一方、稲刈りの終わった田んぼはすぐに麦を播く準備に入ります。
堆肥や有機肥料を施し、トラクターで耕起・整地して、11月中下旬にはもう麦播きです。西アジア〜中央アジア原産の麦は、過湿と酸性土壌の条件が苦手ということで、排水対策や土の酸度調整など播種までの畑づくりが重要になります。
稲刈り、麦播き、大豆収穫、秋のメイン作業が一段落すると、朝霜が降り、昼は空っ風が吹きおろし、上州の野良は冬支度をはじめます。

◆野良のグルメ◆

〜豆のレシピ、マメな暮らし のはなし〜

お米とともに昔から日本の食生活になくてはならない大豆。「畑のお肉」といわれるほど栄養価が高く、ぜひご飯のおともに食卓に常備したいもの。
大豆は調理に手間と時間がかかると思われがちですが、手軽にできる大豆レシピをご紹介します。お豆を食べて、まめ(丈夫、健康)な暮らしを。
<マメな食卓レシピ>
1 まず手はじめに…炊き込み豆ごはん
 ご飯を炊くときに、大豆を一緒にちょちょいと入れて炊飯するだけ!
簡単手間いらず!豆本来のうま味やコクをご飯と一緒に味わえます。

2 いろんな料理の素材に…水煮大豆・蒸し大豆
 豆の色や味・コクを残したいなら圧力鍋で蒸し大豆、えぐみやマメ味を抑えたいなら炊飯器や保温ジャーで水煮大豆を。
スープやカレーやサラダ、五目豆など和洋あらゆる料理に使えます。
★さらに豆を楽しみたいという方は、お気に入りの大豆を使って、手づくり味噌や納豆などにも挑戦してみてください!!
 お手軽!水煮大豆のつくり方(炊飯器をつかう方法)

材料:・大豆 炊飯用カップ2/3杯 ・水 炊飯用カップ2〜2.5杯  ・塩 少々

つくり方:

1 大豆をかるく水洗いし、分量の水と塩少々とともに炊飯器に入れる
2 通常の炊飯モードで炊飯スイッチオン!
3 炊飯が終われば、できあがり!
(仕上がりがかためなら、炊飯前に大豆を数時間〜一晩浸水するとよいです)
☆冷蔵保存では2〜4日、冷凍保存は1月程度もちます。
※圧力式炊飯器は、突発によるやけどのおそれなどがあり、上記の調理には不向きです。通常のマイコン式、IH式炊飯器ならば調理できます。