No.6 田植え
 6月3日から始まった田植えも6月15日にはポット式での田植えはほぼ終了、16日にはポット式で育苗したシコクヒエで一段落した。本郷ブロックで苗間に使ったa@圃場がとりのこされたが大型機械を運ぶのは大変なので歩行式2条植のポット式田植機で植え付け。操作が簡単なのでこれは女性スタッフで完了した。(写真 下)
 6月17日からは紙マルチによる田植えが始まった。(写真 下)水利の悪い田んぼや水保ちのわるい田んぼは深水管理が不十分となるため草が押さえきれない。そのため紙マルチを使うが、有機栽培を続けるうちにトロトロ層が形成されてくるので年数がたてば紙マルチからポット式へ移行できるだろう。
 紙マルチは水がおおければ紙が滑ってせっかく植えた苗にかぶってしまうし、田んぼが乾き始めると紙が張り付かず根が打ち抜けないで苗が転んでしまう。田植機が通るたびにそうした苗を直さないと、田植えが終わってからでは直しに入れない。いきおい作業スピードは遅くなるというわけだ。ポット式田植えは作業効率は高いが事前事後の水管理如何によっては一夏草取りに追われることとなる。田植え後の確実な抑草効果と作業能率は反比例するのである。
 有機栽培で経営規模を拡大するには圃場の条件に合わせ、作業効率と抑草効果を検討しながら様々な方法を試していく。判断を間違えれば夏中草取り、判断が正しくても管理に手違いが有ればやっぱり草取り、結局毎年草取りは有機の必須科目となるのである。

 今年は雑穀の作付け面積を大幅に増やしたいと、これまでの手作業に代えて機械を利用することにした。まず手始めはシコクヒエ。田植機を使ってa@圃場に移植した。昨年は念を入れて大豆ペレットを撒いたら水田雑草とともに消えてしまった。シコクヒエはやっぱりヒエなんだね、とヘンな関心をしたものである。ことしはその轍をふまぬよう、慎重に行ったがこれでいいかどうかは秋までにはわかるということだ。アワ・キビはすべての田植えが終わったらポット式の畑用移植機をつかって植え付ける予定である。予定より作業が遅れていて、アワ・キビの苗が大きくなりすぎていて気が気ではない。
 6月20.21日の2日間はスタッフ総出で田の草取りを行った。(写真 上右 下)代かき後あるいは田植え後のの水管理がうまくいかなかったかうっすらとコナギが見える田が4枚ほどでている。田植え後1〜2週の間、藻がでるまえなら動力除草機が使えるが、すでに藻が発生しているため手押しのハッタンコロガシ(写真 下左)の出番となった。舟が二つある二条用のは男性スタッフが、舟ひとつ1条用のは女性スタッフがおす。苗と苗の条間の草を巻き込んで埋めていくが株元と株間はひたすらかがみ込んでの田の草取りになる。昨年もやったよね。日頃のストレッチが効果を発揮するときだねと励まし合いながらひたすら田にぬかずく。
 原田先生に感謝である。リンク集にご紹介しているが原田先生のストレッチは的確にボディを整えてくれる。農園女性スタッフは毎週月曜日には原田先生に指導を受けて農作業に耐える体を作ってきた。おかげで昨年同様今年も腰痛ゼロで田植え草取りを乗り切ることができるだろう。そればかりではない。丸かった背中もすっきり、二の腕もほっそり、ウエストも確実にほっそりと仕上がって、我が農園女性スタッフはみ〜んなナイスバディである。ウソだと思ったら是非農園までご足労あれ。食事と同様体の使い方はやっぱり自己責任。健康でしなやかな体は無駄なく美しいのです。原田先生のホームページではストレッチが写真で載ってますからおためしください。http://www.lifeoflife.com/
さて定点観測です・41番圃場6月17日の様子。次回は6月24日です。昨年の定点観測は1ヶ月に1回でしたのであんまりおもしろくなかった。今年は毎週金曜日に撮影していくつもり。努力目標として、ということですが。(写真 上右)

6月13日 田植え 圃場番号大田・大河原だ・新井だ・古代赤米 カーブ 朱赤もち米
6月14日 木村東 上木村
6月15日 吉田 木暮2枚 堀口
6月16日 大河原 ひえ
6月17日 変電所 紙マルチ 新井 苗間 あくねもち
6月19日 本郷 苗間 歩行
6月22日 ひょうたん池2枚
6月24日 白石2枚