□■原発情報 6.6 ■□■ 農園では麦刈りが始まりました。6月12日ころまでには収穫を終えたいと2台のコンバインがフル稼働です。 大麦はそのままでは出荷できませんので、静岡の永倉精麦で押し麦や丸麦に加工しますが、残留放射能検査で安全性が担保されない限り受け取ってはならないと業界では各事業所に通達が出ているとのことです。 当然といえば当然ですが、問題は国からの通達を受けて、精麦業界はいち早く体制を整えているにもかかわらず、肝心の生産者には何の通知も来ていないことです。 県に確認したところ、国から通達は来ているが検討中で何もしていないとのこと、群馬県は基準値以下ですからどうぞ出荷してくださいとの回答にはあきれてしまいました。 通達や情報を握りつぶして自己責任でどうぞというのはあんまりだと思うけれど、押し問答をしたところで解決するわけじゃなし、大麦収穫後は田植えが本番となりますから、出荷できないまま倉庫に山積みにしておくことはできません。 国や県の指導を待たずに農園の判断で動くしかありません。 ということで、農園では日本食品分析センターに依頼して、大麦の残留放射能検査を行う段取りをつけました。 大麦収穫次第、検体を送って検査をし、その結果を公表いたします。 出来る限り誠実な対応を行っていきますのでよろしくお願いいたします。 原発事故依頼検査依頼が殺到していて、個人の検体は受け付けていただけない時期がありましたが、幸い今は多少落ち着きが出てきて農園のような小さな事業所の検体も受けていただけるとのことです。大麦は小麦より約1週間収穫が早いので、ぎりぎりセーフでした。小麦の収穫が終われば再び検査依頼が殺到することでしょうから、わが社のような小さい事業所は検査もできなかっただろうと思うと、収益性が低いため生産者が激減している大麦を選択してきたことを、本当に良かったと思います。 |
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