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☆産経新聞群馬版毎週金曜日掲載で『群馬女性5人のリレーエッセー』が2005年1月からスタートしています。
5週に1回づつ寄稿している浦部農園マダム・オリザの文章を産経新聞の承諾を得て転載します。

No.18 2007.3.23 産経新聞群馬版掲載『群馬女性5人のリレーエッセー』より
暖かい日が続いたかとおもうと一転して雪模様など、さすがに春は陽気が定まらない。
体の方も季節の波に乗りきれなくて何かと府庁が出やすいもの。花粉症の人には辛い季節ですね。巷には花粉症対策グッズに始まって、実に多様な妙案、珍案が飛び交います。でもその殆どが、症状を押さえ込むことにばかり目がいっているようで気になります。それより鼻水やくしゃみ、涙などで体が一生懸命だそうと思っているものを手伝って出してあげる方が良いのじゃないかしら。体が出したがっているもの。実は花粉じゃなくて花粉のような無害なものにまで反応してしまうほど、ぎりぎりまでため込んだ過去の老廃物ではないかと考えたことはありませんか。とすれば根本的な解決はデトックス以外にありません。アレルギー症状は長い時間をかけて進行してきて、飽和点に達したときに発症するといわれています。長年かけてため込んだものをはき出すのは一朝一夕にはいきませんが、確実に効果のある方法が玄米食です。春は芽吹きの時期ですから、目の出るものは食べ時です。玄米も発芽させれば生ものです。市販のものは、流通のためさまざまな手がかかり、コストが高くなっていますが、ご自分でお作りになれば思いがけないほどおいしく、しかも余分な費用がかかりません。今回は炊飯器を使う方法を紹介します。炊飯器にお米を量って入れ、たっぷり水を加えます。あとはふたを開けたまま保温にして24時間放置します。このときうっかりふたをすると、温度が高くなりすぎてお米がゆだってしまい、発芽できなくなりますからご用心。胚芽の部分がぷっくりとふくれたらできあがりです。独特の酵素臭が出ますが、発芽に伴う自然な臭いですから心配しないように。発芽が確認できたら綺麗に水洗いをしてお使い下さい。

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